一進一退の展開、米ハイテク株安が重荷

【寄り付き概況】

27日午前の日経平均株価は、前営業日比24円61銭安の2万7407円23銭で始まった。 東証株価指数(TOPIX)は、1.35ポイント安の1916.86で始まった。

前日の米国株市場では、米10年債利回りが一時4%台を下回るなど低下基調にあることが下支え材料となりNYダウはわずかながらプラス圏で着地したが、主力IT株の決算発表を受けた大幅安が重荷となり、ナスダック総合株価指数は200ポイントを超える下落となった。

これを受けて、東京株式市場にもリスク回避ムードが波及している。外国為替市場ではドル・円相場が乱高下し足もとで急速な円高方向に振れていることも警戒視される。ただ、2万7000円台前半では企業決算への期待感から押し目買いニーズも想定され、下値抵抗力を発揮することも考えられるだろう。

個別では、トヨタや神戸物産が下げている。前日に決算発表したキヤノンが安い。一方、東エレクやキーエンスが買われている。ソフトバンクグループ(SBG)は上昇し、連日で年初来高値を更新した。

 

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