NY株式市場は大幅下落。
前日に引き続き利上げベースに対する懸念が払しょくされず売り物優勢の展開。
S&P500の月間下落幅は2016年1月以来の大きさ。
NYダウも月間で11カ月ぶりの下落。
「パウエル試し」は続いている格好だ。
もっとも10年国債利回りは2.8%台と急上昇している訳ではない。
実態と解釈の乖離があるとも考えらえる。
利上げペースの加速がインフレや景気の鎮静化につながるのかどうかは疑問でもある。
GDP改定値は年率2.5%増と下方修正。
シカゴ購買部協会景気指数は市場予想を下回って着地しており、指標はやや悪化。
日銀の国債買い入れ金額の減額を背 景にドル円は106円台後半での推移。
木曜の日経平均は大幅反落。
2月は月足陰線となった。
空売り比率は再度40%台まで上昇。
2月23日時点の裁定買い残は577億円増(7週ぶり増)で1兆6286億円。
売り残は801億円増の5790億円。
日経平均採用銘柄のEPSは1687円でPERは13.06倍。
シカゴ225先物終値は大証日中比190円安の21910円と大幅下落し22000円割れ。
ドル円の106円台も嫌気されよう。
月の初日の株高アノマリーは途切れそうな気配。
NYダウは380ドル安の25029ドルと続落。
NASDAQは57ポイント安の7273ポイント。
S&P500は30ポイント安の2713ポイント。
ダウ輸送株指数は141ポイント安の10381ポイント。
3市場の売買高は81億株。
CME円建ては大証比190円安の21910円。
ドル建ては大証比180ポイント安の21920ポイント。
225先物大証夜間取引は日中比140円安の21960円。
ドル円は106.72円。
10年国債利回りは2.86%。
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MDV(3902)・・・動兆。
メディカルデータビジョンに注目する。
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(3045円)。
(兜町カタリスト櫻井)
