米朝首脳会談を前に手がけづらい地合いであったが、円安の追い風もあり、日経平均は強い動きだった。
きょうの高値は2万2856円まであったが、7日以降は3日連続で2万2800円台後半まで上昇する場面があり、上を試す動きが見られる。
明日は、日本時間の10時からシンガポールで米朝会談が開催される予定。場中は同件に関するリリースに振り回される展開が想定される。どう動くかは内容次第としか言いようがないが、交渉決裂となった場合には、急落は免れないだろう。
今週はこの後にもFOMCなど重要イベントが控えており、市場の雰囲気がガラッと変わる可能性もある。そのため、目先の物色に関しては、外部環境に左右されづらい中小型株に向かうと考える。
■上値・下値テクニカル・ポイント(11日現在)
24047.48 ボリンジャー:+2σ(26週)
23455.97 ボリンジャー:+2σ(13週)
23362.02 ボリンジャー:+3σ(25日)
23204.59 ボリンジャー:+1σ(26週)
23109.05 ボリンジャー:+2σ(25日)
22856.07 ボリンジャー:+1σ(25日)
22817.63 ボリンジャー:+1σ(13週)
22804.04 ★日経平均株価11日終値
22660.50 6日移動平均線
22603.10 25日移動平均線
22491.02 均衡表基準線(日足)
22411.41 均衡表転換線(週足)
22405.33 均衡表転換線(日足)
22361.71 26週移動平均線
22350.13 ボリンジャー:-1σ(25日)
22238.42 均衡表基準線(週足)
22179.29 13週移動平均線
22097.16 ボリンジャー:-2σ(25日)
22018.92 75日移動平均線
22018.52 新値三本足陰転値
21994.68 均衡表雲上限(日足)
21904.58 均衡表雲上限(週足)
21877.57 200日移動平均線
5日線と25日線が短期ゴールデンクロスを示現。本日は25日線の上昇角度が大きくなったほか、TOPIXも5日線が下から25日線に接近して短期GCが迫っており、短中期的な上昇局面入りが強く示唆される。
一方、ボリンジャーバンドでは、ザラ場安値は平均線を超える水準で推移したが、日々線は3日連続で+1σ付近が天井となり、上値の重さを窺わせて取引を終えた。
RSIは60.65%と前週末とほぼ同水準だったが、80%圏を目指して上昇していくトレンドに変化はなさそうだ。
