[概況]
21日、東京外国為替市場の米ドル円は一時108.675円まで上昇し堅調な展開となった。一方で、クロス円では英ポンド円が一時141.35円まで上昇。週末に開かれた英議会において、離脱協定案が採決される予定であったが、当該採決に先だって同案の履行に必要な関連法案の採択を求める修正動議を可決させたことで、離脱協定案の採決は先送りとなった。先行きには不透明感が未だ残るものの、ひとまず採決の猶予ができたことなどから、リスク選好で円売りが優勢のようだ。現在、欧州時間に入り米ドル円は108.620円付近、英ポンド円は141.15円付近で推移している。
テクニカル的には米ドル円は上値付近に5日移動平均線(108.662円)が控えており、同線レジスタンスとなる可能性も考えられそうか。一方、英ポンド円では下方に5日移動平均線(140.00円)が控えていることからサポートとして意識される可能性が考えられそうだ。
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