[概況]
8日の東京外国為替市場は、リスク回避の動きが活発で対円通貨は軒並み下落した。
リスク回避姿勢を助長させるような材料は出ていないため、来週のG7、米朝首脳会談、FOMCといった注目イベントを控えての利益確定売りが強まったのだと思われる。
米ドル円の値動きを詳しく追うと、米ドル円は序盤こそ上昇し110.00円に迫る勢いだったが、終盤以降は売り圧力が強まり、109円台半ばまで水準を切り下げる。
欧州時間に入ると米ドル円の下落はさらに加速することとなり、本日の安値109.265円まで下押しした。
この後、欧米株式市場の動向次第で、米ドル円の下落は続く可能性があり、短期的には節目である109.00円が下値目標となりそうか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
