26日の日経平均株価は3日続伸。終値は181円高の27431円。米国では長期金利が低下したことで、米国株が大幅高。これを受けて寄り付きから3桁の上昇となった。
日経平均株価は直近高値を上回り、一時2万7500円も上回ったが、後場は失速した。後場に一段高となれば、日本株に対する見方が一気に良くなりそうでもあっただけに「惜しい」1日。
今晩の米国株が下げるであろうことが予想された中での3桁上昇は特筆される。今週はこの後にも注目イベントが多いが、基調としては下値を切り上げていくとの期待が高まってきた。
あす国内では日銀金融政策決定会合、欧州ではECB理事会が開催される。ECBはタカ派姿勢を強めており、日銀のアナウンスは足元で為替市場を大きく刺激している。どちらも東京株式市場で結果を消化するのは金曜28日だが、結果発表を前にあすはリスク回避の動きが強まるかもしれない。
アルファベットやマイクロソフトの決算を消化する本日の米国株がどういった動きを見せるかが注目される。大きく崩れるようなら日本株も不安定となるだろう。
しかし、これらの銘柄が大きく下げても全体へのネガティブな反応が限定的であれば、日本株は米国株安をある程度織り込んでいる分、売りは抑制されて底堅く推移する展開も期待できるだろう。
■上値・下値テクニカル・ポイント(26日現在)
28929.41 ボリンジャー:＋2σ(26週)
28447.44 ボリンジャー:＋1σ(13週)
28215.71 ボリンジャー:＋3σ(25日)
28105.06 ボリンジャー:＋1σ(26週)
28104.98 均衡表雲上限(日足)
27761.38 ボリンジャー:＋2σ(25日)
27738.76 均衡表雲上限(週足)
27642.16 13週移動平均線
27636.98 均衡表雲下限(日足)
27531.42 75日移動平均線
27431.84 ★日経平均株価26日終値
27371.50 均衡表基準線(週足)
27307.05 ボリンジャー:＋1σ(25日)
27280.71 26週移動平均線
27204.32 200日移動平均線
27140.86 均衡表転換線(週足)
27135.32 6日移動平均線
27086.70 均衡表転換線(日足)
26915.81 均衡表雲下限(週足)
26852.72 25日移動平均線
26836.89 ボリンジャー:-1σ(13週)
200日移動平均線（27204.32円）を下回ることなく推移して10月6日ザラ場の直近高値超えまで買われた。一目均衡表では昨日の三役逆転解消に続き、本日は雲下限直下まで上ヒゲを伸ばしたことに加え、転換線が上向いて足元の上昇圧力増大を窺わせた。本日はTOPIXが三役逆転解消と200日線突破を示現しており、全体相場の上げ調子を裏付ける格好となった。一方、ローソク足はマド空けを伴って小陽線を引いたが、上ヒゲを残して「卒塔婆」を作っており、ここからは上値が重くなる可能性にも留意が必要となろう。
目次