リスク回避が優勢。

[概況]

30日の欧米為替市場は、米中の貿易対立のリスク懸念の台頭や新興国通貨への不安感が再燃しリスク回避を強める展開となった。
 
米中の貿易問題に関しては、一部報道によるトランプ米大統領が中国に対する2000億ドルの追加関税を指示したとのニュースにより不安感が強まり、新興国通貨では、トルコリラが対円で一時的に再び15.00円台へ下落するなどした。
 
そうしたなか、米ドル円の値動きを見てみると、欧州時間は111円台半ばを底堅く推移していたが、NY時間以降は、売り圧力が終始優勢となり、本日の安値110.980円まで大幅下落することとなった。31日の東京外国為替市場における米ドル円は、下落が継続されるようであれば、一目均衡表の雲の下限(110.600円近辺)辺りが短期的な下値として意識されそうか。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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