[概況]
18日の東京外国為替市場は、リスク選好ムードが強まる環境の中で米ドル円が上昇した。引き続き米中協議への楽観的な見方が株式市場の上昇を支え、主要通貨全般に対して円売りの動きが先行しやすい流れが鮮明に。米ドル円は一時109円大台回復を試す場面がみられた。米中協議に関連して、本日18日は米政府のファーウェイに対する制裁措置の一部について猶予期限日となっているが、米政府が延長を発表すれば米ドル円の更なる上昇期待が強まりそうだ。
また、本日は英ポンド円の上伸が目立つ展開となり、10月22日以来の141円台回復を達成している。最新の英世論調査で保守党支持率が42%に達し、12月12日に予定されている英総選挙における過半数獲得への期待感が好感材料視されているとのこと。これまでの英議会勢力の不安定さがブレグジット問題の混乱を招いている節もあるだけに、安定政権誕生を熱望する声が少なくない状況のようだ。
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