[概況]
27日の東京外国為替市場は、ユーロ相場に関心が集まった。
理由はドイツの連立の行方に関して、渦中のSPD(ドイツ社会民主党)が、連立に前向きな姿勢を示したことで先週末にユーロ相場が急伸したからだ。
しかし、こうした思惑を尻目に、週明けのユーロ相場は比較的落ち着いてスタートしており、対円に関しては、全体的な円買いの流れに押され、一時132.700円まで下落した。
他方、対ドルでは東京時間中は限定的な値動きだったが、欧州時間に入ると買いが活発となり、本日の高値1.1913ポイントまで上昇するに至っている。
この後は、目立った経済指標の発表もないため、各通貨とも小動きとなりそうか。
ユーロ円に関していえば、20日移動平均線が132.500円近辺に位置しており、仮に売り圧力が高まれば、同水準までの下落が考えられる。
[提供:カネツFX証券株式会社]
