[概況]
31日の外国為替市場、東京時間中は全体的に動意に欠ける動きだったが、欧州勢が参入してくる時間帯に近づくと、ユーロ円の買いが優勢となった。目新しい材料が出ているわけではないので、このところ嫌気されていたイタリアの政局不安が、一服していることを好感しているのかもしれない。
詳しく値動きを見てみると、ユーロ円は東京時間中盤に売り圧力が強まり本日の安値126.450円まで下落。しかし、その後は上記の理由で状況が一転し、欧州時間序盤では高値127.590円と安値から見て1円近い値段を切り返した。
この後の時間は、18:00に発表されるユーロ圏の失業率と消費者物価指数、21:30に発表される米国のPCEコアデフレーターの結果次第で相場は上下する可能性が高そうだ。
[提供:カネツFX証券株式会社]
