ユーロ円が上昇。

[概況]

2日の東京外国為替市場は、ユーロ相場が堅調だった。
上昇材料の一つに昨日伝わった、3月のECB理事会でガイダンスの変更を意識させる報道が挙げられる。

具体的には、一部のECBメンバーがドラギ総裁の「資産購入終了後も相当期間、金利は据え置かれる」との表現に対し、もっと明確にすべきとの意見を出したという内容である。
このことにより、ユーロは幅広い通貨に対し買われることとなり、対円は先月の高値(136.660円)を上抜ける位置へ水準を切り上げている。

詳しく値動きを追うと、ユーロ円は序盤から買いが優勢で、散発的に137.00円を上抜ける場面が見られた。
中盤以降は同水準を明確に突破し、本日の高値137.405円まで上昇した。ただ、欧州時間に入ると利益確定と思われる売りが優勢となり、現在は137.10円近辺で推移している。

この後発表される米雇用統計の結果が良好であれば、リスク選好姿勢の強まりからユーロ円の上昇はさらに続く可能性がありそうだ。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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