[概況]
東京時間に110円を割れたドルは其の後一旦110円台を回復したが、ムニューシン米財務長官がこのところのドル安について、「貿易にとってちょっと良い」と発言した為にドルは売られてそれまでの安値を下抜いた。
NY市場に入ってもドル安は続き、対ユーロや対ポンドでの下げや12月中古住宅販売件数の予想を下回る結果などにドル/円も売られて109円を割れ、ダウがマイナス圏に落ちる下げに、NY市場終盤には当日安値108.950円まで値下がりした。
其の後NYダウが反発した事もあってドルも買い戻されて109円台を回復し、最後は前日比-1.04円の109.250円で引けた。ユーロも小幅安となったが、ポンドは英雇用統計の良好な結果やEU離脱交渉が順調に進む（ソウトブレグジット）との見方に買われ、+1.08円高の155.50円とEU離脱決定後に付けた安値からの戻り高値を付けて引けた。
ドルは目先下値を探る展開を予想し、ユーロやポンドの買いの方が上値が期待出来そうだ。
[提供：カネツFX証券株式会社]
