[概況]
15日欧州時間にかけて米ドル円は、軟調な展開となった。
先週末、G20財省・中銀総裁会談後の談話にて、ムニューシン米財務長官が日本へ通貨安誘導を禁じる為替条項の適用を求める意向を示したことが嫌気された格好。
特に強い反応を示したのが欧米勢で、東京時間終了直後から、下げ幅を拡大させ、一時111.615円へと本日安値を更新する形となった。
売り一巡後は、多少の戻りを見せているものの、112円台は回復しておらず、米国勢の参入まで予断を許さない状況が続きそうだ。
一目均衡表の雲の上限が111.47円であり、同水準が短期的な下値の目途として意識されることが予想される。
[提供:カネツFX証券株式会社]
