マドがどうなるの火曜日

「マドがどうなるの火曜日」
 
週明けのNYダウは4日続伸で8日ぶりの過去最高値更新。
S&P500とNASDAQは5日続伸で過去最高値を更新。
ISM製造業景況感指数が60.8と市場予想に反して前月比2.0ポイント改善。
13年4科月ぶりの水準となったとを好感。
「インテルなどの半導体株やギリアドなどバイオ株が買われ、指数を押し上げた」との解釈。
自動車のGMは2010年11月の再上場以来の高値を付けた。
株式市場は幸先の良い第4四半期スタートとなった印象。
中小型株中心のラッセル2000構成銘柄の過去5年の実効税率は33.5%。
時価総額の大きい銘柄で構成するラッセル1000の29.6%を上回っている。
「仮に法人税率が引き下げられれば、相対的な恩恵は小型株の方が大きい」という声も聞こえており視点は中小型という流れ。
トランプ大統領が税制改革で意見交換した9月13日以降のラッセル2000は6%上昇。
上昇率が2%弱のNYダウや1%に届かないNASDAQ総合株価指数を大幅に上回っているのが現実だ。
ラスベガスで銃乱射事件があったが市場への影響は限定的だった。
原油先物価格はOPECの9月生産高が増加したとの報道を嫌気して下落。
金は株高を背景に反落。
債券市場は狭いレンジでもみ合い。
ユーロが対円、対ドルで下落。
ドルは対主要通貨で上昇した。
 
週明け、四半期スタートの2日新甫は日経平均はプラスで着地。
16か月連続の初日高となった。
日銀短観は堅調な数字で通過したがこう着感は強い展開。
週明けのNY株式は主要指数が続伸し揃って過去最高値を更新。
225先物大証夜間取引終値は日中比70円高の20480円と節目の20500円を伺う展開。
窓を空けて寄って埋めに行くのか窓開けのママなのかが課題となる。
25日線と75日線のゴールデンクロスを近日中に示現しそうなところから基調は強いと見るべきだろう。
空売り比率は39・4%と40%を割れた水準。
25日線からのかい離もまだプラス2.6%だ。
気になるのは松井証券信用評価損益率速報で売り方が▲15.278%まで拡大したこと。
2014年1月10日の▲15.37%まで近づいてきている。
4月17日安値の期日迎えの動きでの踏み上げがあると読むべきだろう。
逆に買い方は▲3.314%と前日の▲3.862%から好転した。
10年国債利回りが0.075%まで上昇したことも巻き戻し要因の一環として押さえておきたい。
オプション面からは11月限の19000円プットと2200円コールのバトルだ。
1株当たり時価は1981円。
2000円乗せは指呼の間だ。
 
◇━━━ カタリスト ━━━◇
 
第一希元素(4082)・・・動兆
 
第一希元素に注目する。
同社は自動車排ガス浄化触媒、電材向けジルコニウム化合物大手。
燃料電池用途開発に期待感。
ペロブスカイト系材料の製品化に期待感。

(兜町カタリスト櫻井)

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