東京株式市場全般の軟地合いに連動し、新興市場もリスク許容度の低下で主力銘柄から資金が抜けている。
マザーズ指数は6月21日、7月8日に付けた1150ポイント台の直近安値を割り込んだ。デッドクロスや25日移動平均線の下向き転換に加えて、チャートパターンはさらに悪化している。一方で企業業績は好調で、直近IPO(新規上場)銘柄など個別ベースでの物色は盛り上がっている。4連休明けの新興市場は外部環境が変化している可能性があるものの、引き続き個別主導の対応が必要となっていきそうだ。
メルカリは堅調な動きとなっているものの、BASEやビジョナルなどの動きが弱く、積極的な売買が行われるような地合いではない。個人投資家の投資成績はマザーズ指数に連動して悪化しているようで、信用需給の悪い銘柄などには売りが出やすくなっているようだ。
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