東証マザーズ指数は5営業日ぶりに反発した。終値は前日比1.20ポイント(0.14%)高い883.15だった。前日まで2日続けて約5%の大幅安となっていたことで、幅広い銘柄に自律反発狙いの買いが入ったことが相場を支えた。
米国金利の上昇を背景としたハイテク株売りが続いており、マザーズ上場銘柄も軟調な推移となっていた。「朝は個人から突っ込み買いが入ったが、早々に手を引いた」とされ、マザーズ指数もマイナス圏で推移する時間が長かった。大引けに掛けて買いが先行。反発して取引を終えた。
ただ、根強い米長期金利の先高観はグロース(成長)株が多いマザーズ銘柄の重荷として引き続き意識された。
6日に2022年12月期の増益予想を発表したロードスターが買われた。メルカリやサンバイオ、BASEも上げた。一方、フロンテオやセーフィー、ココナラは下げた。
値上がり銘柄数は181、値下がり銘柄数は224となった。
個別では、ロードスターキャピタル、サイエンスアーツがストップ高。YCPホールディングス(グローバル)リミテッド JDRは一時ストップ高と値を飛ばした。Branding Engineer、サンバイオ、ペルセウスプロテオミクス、HYUGA PRIMARY CARE、エクスモーションが買われた。
一方、インタースペース、ケアネット、メディネット、総医研ホールディングス、フルッタフルッタなど116銘柄が昨年来安値を更新。アジアクエスト、JDSC、インティメート・マージャー、セキュア、フレクトが売られた。
目次
