マザーズ指数は4日続落、時価総額上位銘柄が売られる

東証マザーズ指数は続落した。前引けは前日比10.54ポイント安い1020.08だった。16日に更新した終値ベースの年初来安値(1030.62)を下回った。マザーズ市場で時価総額の大きいメルカリとフリーが連日で売られ、指数を押し下げている。GWが大幅安。一方、Pアンチエイやベイシスは上昇した。
 
時価総額としては市場全体への影響が大きいわけでないが、従前非常に賑わっていたグローバルWが2日連続のストップ安比例配分から本日大幅続落している。7月の連休前に直近IPO(新規株式公開)銘柄が急落したのに始まり、その後決算発表もあって、1~数日の短期間で追い証(追加担保の差し入れ義務)発生レベルの大幅安となる新興株がこれまで多過ぎた。決算発表一巡でこうした急落懸念が和らぐのを期待したいが、個人投資家のセンチメントや資金回転が好転してくるには少々時間を要するかもしれない。
市場では「東証1部の企業の決算発表で業績予想の上方修正が相次いでおり、大型株の好材料が豊富な中で新興企業に資金が向かいにくい」との声が出ていた。
値上がり銘柄数は109、値下がり銘柄数は253となった。
 
個別では、総医研ホールディングス、cotta、ティーケーピー、GA technologies、スタジオアタオなど59銘柄が年初来安値を更新。グローバルウェイ、サイジニア、ITbookホールディングス、BuySell Technologies、ココペリが売られた。
 
一方、アクセルマーク、パワーソリューションズ、ヘリオス、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、フリークアウト・ホールディングスなど7銘柄が年初来高値を更新。ジモティー、ロコガイド、くふうカンパニー、コンフィデンス、Chatworkが買われた。
 

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