東証マザーズ指数は前週末比21.15ポイント安の883.04ポイントと4日続落。
前週末の米株安や為替の円高進行など外部環境の悪化などを受け、売りが先行している。
世界的な株安連鎖が続きそうだ。個人投資家のマインドが大きく悪化し、中小型株安とともにマザーズ市場も売りが膨らんでいる。
ただ、個人投資家は値動きの軽い中小型株に物色の矛先を向けている。このためテーマ性のある銘柄や短期で大きな値幅を取りやすい小型株などへの資金シフトが続けば、マザーズ指数の下げ渋り、押し目買いが入る可能性があるだろう。
「5月30日に東証マザーズ市場に新規上場したバルテス株を買うため、個人投資家などが新興市場株の換金売りに動いた」との声も聞かれた。
値上がり銘柄数は32、値下がり銘柄数は241となった。
個別では、ITbookホールディングス、ケアネット、FRONTEO、アドウェイズ、ユナイテッドなど37銘柄が年初来安値を更新。グッドスピード、はてな、日本ファルコム、串カツ田中ホールディングス、ハウテレビジョンが売られた。
一方、バルニバービ、JIG-SAW、ラクス、バルテスが年初来高値を更新。AppBank、HANATOUR JAPAN、タイセイ、ドリコム、自律制御システム研究所が買われた。
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