東証マザーズ指数は4日続落した。終値は前日比13.66ポイント安い738.47だった。
引き続き戻りの鈍さが拭えず、売りに押される展開となった。日経平均が反発し、前場に一時200円あまり上昇したことから、マザーズ指数も主力銘柄には自律反発を狙った買いが入り、マザーズ指数が上昇する場面があったものの、買いは長く続かなかった。世界的なインフレ圧力の高まりと金融引き締め観測を背景にグロース(成長)株の先行き懸念は根強く、新興株中心のマザーズにとって重しとなった。個人投資家の物色の矛先が東証1部の好決算銘柄に向いた面もあるだろう。
メルカリやフリーが下落した。一方、ビジョナルやデコルテHDが上昇した。
市場では「大型株と比べて中小型株は流動性が低いことから株価の下落リスクが大きい。マザーズ指数が下げ基調にあるときには手じまい売りが出やすい」との指摘があった。
売買代金は概算で1225.70億円。騰落数は、値上がり114銘柄、値下がり288銘柄、変わらず17銘柄となった。
個別では旅工房がストップ安。フォースタートアップスは一時ストップ安と急落した。アマナ、ファンデリー、富士山マガジンサービス、トラストホールディングス、ディジタルメディアプロフェッショナルなど37銘柄は昨年来安値を更新。グローバルウェイ、ホープ、FRONTEO、JDSC、HYUGA PRIMARY CAREが売られた。
一方、カラダノートがストップ高。アスカネットは昨年来高値を更新。Recovery International、デコルテ・ホールディングス、インパクトホールディングス、インタースペース、かっこが買われた。
