東証マザーズ指数は4日続落した。終値は前日比16.42ポイント安の824.20と、連日で1月4日以来の安値で終えた。
原油相場の上昇や一部主要企業決算が好感されて主要3指数が揃って反発した流れにより、マザーズ市場も朝方はプラス圏でのスタートとなった。その後、朝方にかけて1ドル106円台を回復していた円相場の円安進行が一服するなか、日経平均がマイナスに転じた流れから、マザーズ銘柄に対しても売りが次第に増加した。昨日までのバイオ関連株を中心とした売り優勢の流れでアンジェスやそーせい、サンバイオなど主力の医薬・バイオ関連が軒並み売られた。そのほかSansanやサイバダインも下落した。
個人投資家などの小口売りに押される銘柄が目立った。市場関係者は「物色の柱となるけん引役が不在で、商いが盛り上がらない」と指摘していた。
値上がり銘柄数は78、値下がり銘柄数は208となった。
個別では、アンジェスがストップ安。エムビーエス、フィット、ITbookホールディングス、FRONTEO、メディネットなど45銘柄は年初来安値を更新。アズーム、霞ヶ関キャピタル、VALUENEX、ジェネレーションパス、グローバルウェイが売られた。
一方、Lib Workがストップ高。手間いらず、イノベーション、ステムリム、一家ダイニングプロジェクトは年初来高値を更新。バンク・オブ・イノベーション、テノ.ホールディングス、レアジョブ、プラッツ、イオレが買われた。
