マザーズ指数は4日続伸、2年8カ月ぶり高値

東証マザーズ指数は4日続伸した。終値は前日比26.68ポイント高い1319.84と1300台を回復し、2018年2月2日(1324.80)以来2年8カ月ぶり高値を付けた。
個人投資家のマインドも一段と上向き、堅調な展開となった。直近IPO(新規株式公開)銘柄を中心に利益確定の売りに押される銘柄も少なくなく、マザーズ指数は朝方にマイナスへ転じる場面があったが、教科書のデジタル化を提唱したことや、規制改革推進会議で、行政手続きのすべての見直しを菅首相が呼びかけたことが市場に好感された。時価総額上位の弁護士ドットコムやAIinsideなどデジタル化関連銘柄が強含み指数を下支えした。また、青森銀とネットビジネスで業務提携を発表した時価総額上位のBASEは値上がり1位となり相場をけん引した。
電子商取引(EC)やIT(情報技術)関連など成長が期待される銘柄に買いが集まった。
BASEやサイバダイン、メルカリが上昇した。一方、ミンカブやギフティ、ジーエヌアイが下落した。
市場では「マザーズ指数は取引時間中に下げに転じる場面があったが、新興市場では個人の押し目買い意欲はなお旺盛」との声があった。
売買代金は概算で3383.39億円となり、9月2日以来の3000億円台乗せ。騰落数は、値上がり146銘柄、値下がり173銘柄、変わらず9銘柄となった。
 
 個別ではイオレ、グランディーズ、アクアライン、GMOメディア、テックポイント・インクがストップ高。GMOリサーチ、JIG-SAW、GMOフィナンシャルゲート、EduLab、ウィルズなど7銘柄は一時ストップ高と値を飛ばした。GA technologies、農業総合研究所、メディカルネット、オークファン、sMedioなど32銘柄は年初来高値を更新。バリューゴルフ、みらいワークス、GMO TECH、BASE、アルファポリスが買われた。
 
 一方、タスキが年初来安値を更新。アクシス、I-ne、スペースマーケット、AHCグループ、HANATOUR JAPANが売られた。

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