東証マザーズ指数は4日続伸した。前日比0.50ポイント高の944.63ポイントだった。
前日の米株式市場でNYダウが134ドル安と続落するなか、為替相場が前日の取引時間中に比べて円高方向に振れていることも重しとなり、朝方からマザーズ市場には利益確定の動きが先行した
その後、押し目買いの動きがみられた。ただ、値動きのある個別銘柄に売り買いが集中する方向感のない展開が続いた。投資家が連休前でポジション整理を進めているため、総じて売買は膨らまなかった。
市場関係者からは「東証1部の決算発表も本格化しているので、個人投資家の資金がそちらに流れた」との指摘も出た。
売買代金は概算で929.58億円。騰落数は、値上がり124銘柄、値下がり140銘柄、変わらず18銘柄となった。
25日に新規上場し、きょうが上場2日目だったトビラシステは公募・売り出し(公開)価格2400円の約2.3倍となる5420円の初値を付けた。終値は初値を上回る5600円だった。
個別では、カオナビが一時ストップ高となった。リックソフトなど2銘柄は年初来高値を更新した。エードット、霞ヶ関キャピタル、リネットジャパングループ、チームスピリット、Amaziaが買われた。
一方、アズーム、ユナイテッド&コレクティブ、ビリングシステム、アクセルマーク、Aimingなど15銘柄が年初来安値を更新した。グッドスピード、ソケッツ、AppBank、SOU、グローバルウェイが売られた。
