東証マザーズ指数は前日比19.49ポイント安の1230.04ポイントと4日ぶり反落した。
米長期金利の上昇により米ハイテク株が下落したことが嫌気され、東証1部市場が大幅安となる中で成長株が多いマザーズ市場で投資家心理が悪化した。前日まで大幅続伸してきた反動もあり主力株に売りが出た。フリーやBASE、JMDCが下落した。半面、ウェルスナビやジーエヌアイ、サンバイオが上昇した。
日銀の金融政策決定会合終了後に日経平均株価が下押ししたことも重しとなり、マザーズ指数は終日、上値が重かった。
「新規株式上場が今後も続くため、個人投資家は既上場株を買いづらい」と指摘する声もあった。
値上がり銘柄数は105、値下がり銘柄数は229となった。
マザーズ市場にきょう新規上場したT.S.Iは13時6分に公開価格(2000円)の2倍にあたる4000円で初値を付けた。その後は軟調に推移し、終値は初値と比べ580円(14.5%)安い3420円だった。
マザーズ市場にきょう新規上場したココナラは12時39分に公開価格(1200円)を91.7%上回る2300円で初値を付けた。その後は大引けにかけて堅調に推移し、終値は初値と比べ299円(13.0%)高い2599円だった。
マザーズ市場に18日新規上場したi-plugは上場2日目のきょう9時に公開価格(2620円)の2.3倍にあたる6000円で初値を付けた。その後は午後にかけて買いが優勢となり、終値は初値と比べ70円(1.2%)高の6070円だった。
個別では、フロンティアインターナショナル、アルー、WACUL、BASE、フリーが売られた。
一方、プレミアアンチエイジングが昨年来高値を更新。交換できるくん、Delta-Fly Pharma、シャノン、フォーライフ、プラッツが買われた。
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