東証マザーズ指数は4営業日ぶりに反落した。終値は前日比8.26ポイント安い1149.57だった。前日までの上昇の反動から利益確定売りが先行した。
朝方は、時価総額上位のHENNGE、JTOWERなどが上げ幅を拡大して相場を下支した。また、出遅れ銘柄を物色する動きが目立ったが、後場になり日経平均株価が軟化したため利益確定売りが優勢になった。
メルカリ、BASEなど主力のIT(情報技術)関連が下げた。半面、FRONTEOが商いを伴って買われ、上場来高値を更新。ジーエヌアイも高い。
市場関係者は「日経平均の上昇が一服したため、いったん利益を確定する売りが優勢となった。投資家の手の内は良く、市場心理は悪くない」と話していた。
値上がり銘柄数は130、値下がり銘柄数は238となった。
個別では、シイエヌエス、キャンバス、ホープ、ALiNKインターネット、フューチャーリンクネットワークが年初来安値を更新。グローバルウェイ、ビートレンド、ENECHANGE、テックポイント・インク、メディア総研が売られた。
一方、キャリアがストップ高。サイジニア、和心は一時ストップ高と値を飛ばした。FRONTEO、データホライゾン、ナレッジスイート、アクリート、JMDCなど11銘柄は年初来高値を更新。ハウテレビジョン、モブキャストホールディングス、フォースタートアップス、アイ・パートナーズフィナンシャル、シャノンが買われた。
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