マザーズ指数は4日ぶり反発、旅行関連株の上昇

東証マザーズ指数は小幅に反発した。前引けは前日比1.57ポイント高い1122.01だった。米長期金利の上昇が一服し、国内の新興市場でも成長株の一角に買いが入った。国内の経済再開期待から旅行関連株の上昇が目立った。積極的に戻りを試す動きとはなりづらいようだが、前日も1100ポイント近辺で下げ渋り、600円超下落した日経平均と比べると底堅い印象を受けた。メルカリやBASE、アドベンチャーが上昇した。
もっとも、午前に発表された中国の景気指標が減速感を示す内容となり、日経平均株価が一時下げ幅を拡大すると、マザーズ指数も弱含む場面があった。プレイドやPアンチエイ、エネチェンジは下落した。
値上がり銘柄数は132、値下がり銘柄数は233となった。
 
30日にマザーズ市場に上場したアスタリスクは11時19分に5760円で初値を付けた。公開価格(3300円)を74%上回った。午前は初値を下回る5280円で終えた。
 
個別ではインバウンドテック、和心がストップ高。MRTは一時ストップ高と値を飛ばした。GMOフィナンシャルゲート、セーフィー、スペースマーケット、アドベンチャー、旅工房など8銘柄は年初来高値を更新。HANATOUR JAPAN、ベルトラ、クックビズ、アールプランナー、トゥエンティーフォーセブンが買われた。
 
 一方、クリーマ、ジーネクスト、コアコンセプト・テクノロジー、バンク・オブ・イノベーション、カオナビなど8銘柄が年初来安値を更新。ジィ・シィ企画、グローバルウェイ、フォースタートアップス、デジタリフト、プロジェクトカンパニーが売られた。

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