東証マザーズ指数は前日比19.90ポイント高の1084.01ポイントと4日ぶり反発した。
前日の米市場では長期金利の上昇が一服した。東京市場全般のリバウンドの動きに乗り、国内の新興市場では米金利の上昇一服を受けて、成長株が多いマザーズ銘柄に再び買いが入った。
メルカリやフリーが上昇したほか、自社のサイトからグーグルに広告出稿ができるようになったBASEも買われた。一方、エネチェンジやフロンテオが下落した。
海外発の悪材料を受けたリスク回避の動きはひとまず落ち着き、業績など個別要因に比較的素直に反応した。6日の米長期金利が小幅に低下したこともマザーズ銘柄中心に支援材料となった。ただ、「米国のインフレ懸念も中国不動産企業の信用不安も解消されていない」とされ、戻り待ちの売りなどに上値を抑えられる銘柄は少なくなかった。
値上がり銘柄数は255、値下がり銘柄数は113となった。
7日にマザーズ市場に新規上場したワンキャリアの終値は初値比300円(12.0%)安の2200円だった。
個別では、霞ヶ関キャピタル、フーバーブレインがストップ高。ROBOT PAYMENTは一時ストップ高と値を飛ばした。フルッタフルッタ、カラダノート、日本リビング保証、イーエムネットジャパン、ナレッジスイートが買われた。
一方、海帆、ジェネレーションパス、パルマ、アクシス、ジィ・シィ企画など14銘柄が年初来安値を更新。ハイアス・アンド・カンパニー、アスタリスク、ティーケーピー、サイジニア、レナサイエンスが売られた
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