東証マザーズ指数は3日続落した。終値は前日比41.38ポイント安い1171.25と9月15日以来、約1カ月半ぶりの安値をつけた。
東証マザーズ指数が大幅安となった。東証1部市場の大型銘柄の値下がりを受けて、週末の手仕舞い売り先行。また、信用取引の買い手によるポジション整理が加速したとみられる。
前日に急騰したPアンチエイやカラダノートなど直近の新規株式公開(IPO)銘柄が売られた。JTOWERが一時15%安となったほか、マクアケやすららネットが下落した。好決算を発表したJMDCのほか、弁護士COMやフリーが上昇した。
今週に入って下落基調を強めているDX(デジタルトランスフォーメーション)関連銘柄を中心に幅広い銘柄が値下がりした。「DX銘柄を好んで買っていた投資経験の浅い個人が株価下落に背中を押され、手じまいに動いた」との見方がある。
値上がり銘柄数は27、値下がり銘柄数は300となった。
マザーズ市場にきょう新規上場したレッティは10時6分に公開価格を36.5%上回る1611円で初値を付けた。終値は初値(1611円)と比べ124円(7.7%)高い1735円だった。
個別ではタスキ、アクシス、日通システム、フィーチャ、アイキューブドシステムズなど8銘柄が年初来安値を更新。カラダノート、ヘッドウォータース、ビザスク、イトクロ、KIYOラーニングが売られた。
一方、Jストリームがストップ高。日本情報クリエイトは一時ストップ高と値を飛ばした。JMDC、JTOWER、プレミアアンチエイジング、松屋アールアンドディは年初来高値を更新。アイペットホールディングス、ドリコム、I-ne、シェアリングテクノロジー、ブティックスが買われた。
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