東証マザーズ指数は3日続落した。終値は前日比2.85ポイント安い1151.26だった。
シリア情勢を巡る地政学リスクの高まりなどが嫌気され、主力株を中心に売り優勢となった。このところ人気だった直近IPO銘柄の一角は利益確定の売りがかさみ、大きく値を崩した。好決算となった東証1部の内需・ディフェンシブ系銘柄に資金が向かった面もあるようで、マザーズ売買代金は低調だった買代金は概算で801.35億円。
値上がり銘柄数は122、値下がり銘柄数は115となった。
時価総額の大きい、創薬のそーせいや装着型の医療用ロボットのサイバダインがそれぞれ下げた。一方、外食の串カツ田中が上昇。13日の決算発表を前に好業績期待から買いが入った。
個別では、前日に初値を付けたヒューマン・アソシエイツ・ホールディングスがストップ安。イントランス、スタジオアタオ、シリコンスタジオ、イノベーション、ウォンテッドリーなど18銘柄は年初来安値を更新。コンヴァノ、ブティックス、和心、ビープラッツ、グレイステクノロジーが売られた。
一方、中古医療機器買取・販売事業を開始すると発表したマーケットエンタープライズがストップ高。ユナイテッド、グランディーズ、メディアシークは年初来高値を更新。ベガコーポレーション、串カツ田中、ユナイテッド&コレクティブ、ソネット・メディア・ネットワークス、リンクバル上が買われた。
