東証マザーズ指数は3日続落した。前日比0.40ポイント安の904.19ポイントだった。
米トランプ大統領の発言を受けて日経平均株価は売り優勢の相場となっているが、マザーズではメルカリ、ラクスル、マネーフォワードなどが力強い値動きで逆行高する場面があった。前日に新規上場したバルテスが買われた。
新規上場銘柄への買い人気がうかがわれたマザーズ市場では、「個人投資家の動きは鈍っていない」との指摘も聞かれた。
週末要因のポジション調整の動きが出たことから、戻りは鈍かった。
東証1部の日経平均株価などに比べ下値が限られたマザーズ指数は、「チャート的にも下値を固める形状の『三尊底』になっている」とされ、押し目を拾う動きが活発になりやすいようだ。
30日にマザーズ市場に上場したバルテスは午前に公募・売り出し価格(660円)の2.8倍にあたる1820円で初値を付けた。終値は1890円と初値を3.8%上回った。
売買代金は概算で1059.57億円。騰落数は、値上がり81銘柄、値下がり197銘柄、変わらず6銘柄となった。
個別では、フィット、農業総合研究所、ベガコーポレーション、アクセルマーク、ホットリンクなど12銘柄が年初来安値を更新した。グッドスピード、JMC、ハウテレビジョン、ログリー、識学が売られた。
一方、メディカルネットがストップ高となった。キャンディル、フルッタフルッタ、海帆、データホライゾン、JIG-SAWなど8銘柄は年初来高値を更新した。チームスピリット、オイシックス・ラ・大地、ラクスル、クックビズ、ジーニーが買われた。
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