東証マザーズ指数は前日比49.05ポイント安の927.69ポイントと3日続落した。
2021年12月20日に付けた昨年来安値を更新した。東京株式市場全般は堅調な動きを続けているものの、金利の上昇による相対的な割高感などが意識されたグロース株売りの流れに押されている。トヨタやソニーGなどの大型株が上昇するなか、中小型株から資金が流出しているとの声が聞かれた。
22年は米連邦準備理事会(FRB)が利上げするとの見方が多い。金利上昇局面で高PER(株価収益率)銘柄の投資妙味が薄れることが重荷との声も聞かれた。予想PERが100倍を超えるメルカリやフロンテオが売られた。一方、QDレーザやサンバイオは上げた。
値上がり銘柄数は59、値下がり銘柄数は346となった。
個別では、HYUGA PRIMARY CARE、エフ・コードがストップ安。ステラファーマは一時ストップ安と急落した。ジェイフロンティア、ティーケーピー、モルフォ、ドリコム、JIG-SAWなど49銘柄は昨年来安値を更新。バーチャレクス・ホールディングス、THECOO、Green Earth Institute、プラスアルファ・コンサルティング、グローバルセキュリティエキスパートが売られた。
一方、JMC、インティメート・マージャーがストップ高。エフ・コードは昨年来高値を更新。松屋アールアンドディ、網屋、中村超硬、リニューアブル・ジャパン、ウォンテッドリーが買われた。
