東証マザーズ指数は3日続伸した。前週末比14.76ポイント高の909.21ポイントだった。
先週末の米中首脳会談が波乱なく終わったことが、これまで模様眺めムードだった個人投資家にとって買い安心感につながっている。
注目を集めた米中首脳会談では、両国による通商協議の再開が決まり、新たな対中制裁関税の発動は回避された。
市場では「交渉決裂といった最悪の事態を避けられた」との声が聞かれ、前週末の米国株が値を上げていることもポジティブに働くだろう。
ただ、今後の交渉で合意に至るかはなお不透明で、買い一巡後は再び様子見姿勢が広がることも想定される。また、市場の関心は米国の金融政策の行方に移ると思われ、今週発表される米経済指標を見極めたいとのムードも強まりそうだ。
値上がり銘柄数は233、値下がり銘柄数は48となった。
個別では、アクセルマークがストップ高となった。キャンディル、データホライゾン、モルフォ、イノベーション、そーせいグループなど6銘柄は年初来高値を更新した。SOU、ソレイジア・ファーマ、ブランジスタ、メドレックス、日本ホスピスホールディングスが買われた。
一方、インフォネット、リビン・テクノロジーズ、ピアズ、ブランディングテクノロジーが年初来安値を更新した。中村超硬、リネットジャパングループ、バーチャレクス・ホールディングス、弁護士ドットコム、グローバルウェイが売られた。
