東証マザーズ指数は3日続伸した。前日比1.64ポイント高の904.92ポイントだった。
トランプ大統領による発言から米中貿易摩擦の懸念が再び嫌気されたことから、昨日の米国市場は主要3指数が揃って下落。個人投資家のセンチメントが悪化し、マザーズ指数は下落してスタートした。
しかし、米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に次第に様子見ムードが強まり、日経平均が下げ渋るなか、値幅取り狙いの短期資金はマザーズ市場へと向かった。
市場からは「米国株や為替に左右されにくい新興株に短期投資家の資金が流入した」との指摘があった。
マザーズ市場にきょう新規上場したツクルバの終値は2117円で、初値(2050円)を3.3%上回った。マザーズ市場の売買代金ランキングではトップとなった。
売買代金は概算で671.37億円。騰落数は、値上がり131銘柄、値下がり140銘柄、変わらず20銘柄となった。
個別では、メディア工房が一時ストップ高となった。ジーエヌアイグループ、ブシロード、ギフトは年初来高値を更新した。エリアリンク、キャンバス、弁護士ドットコム、バリューゴルフ、アルファポリスが買われた。
一方、インパクトホールディングスがストップ安となった。アズーム、スタジオアタオ、Link-U、フィードフォース、ビーアンドピーは年初来安値を更新した。プロパティデータバンク、アプリックス、アクセルマーク、シノプス、Jストリームが売られた。
