東証マザーズ指数は3日続伸した。前日比5.12ポイント高の896.70ポイントだった。
前日の米国株式市場では、S&P500及びナスダック総合指数は上昇に転じ、過去最高値を更新。東証1部の半導体大手の決算を好感する流れから、東京株式市場に買いが先行、マザーズ市場にも投資マインドが改善傾向にあることで朝方から買いが波及した。
また、後場にかけても、日経平均が高値圏でこう着となるなか、マザーズ時価総額上位銘柄が堅調な推移をみせたことから、マザーズ指数は一段高となった。
東証1部の半導体関連株の一角が大幅に上昇したことで、「投資家心理が温まりつつある」状況。ただ、売買代金の盛り上がりを欠き、迫力不足の感は否めない。
市場関係者は、「東証1部銘柄に関心が奪われ、新興企業銘柄まで投資資金が回ってきていない」と指摘していた。
売買代金は概算で588.75億円。騰落数は、値上がり151銘柄、値下がり123銘柄、変わらず17銘柄となった。
個別では、アプリックス、テラプローブがストップ高となった。データホライゾン、イグニス、システムサポート、ホープなど5銘柄は年初来高値を更新した。アジャイルメディア・ネットワーク、ソフトマックス、アクトコール、エードット、MTGが買われた。
一方、スタジオアタオ、ナノキャリア、アドベンチャー、シンメンテホールディングスが年初来安値を更新した。バーチャレクス・ホールディングス、ベガコーポレーション、フーバーブレイン、Link-U、ロコンドが売られた。
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