東証マザーズ指数は3日続伸した。終値は前日比5.50ポイント高い1088.72だった。
米国の株価上昇で市場心理が改善する中、「好決算を発表した銘柄に循環物色が入った」という。マザーズの売買代金は約1400億円と、7月28日以来2週間ぶりの水準に増加した。
Pアンチエイが高い。前日に決算発表したヘリオスやGMO-FGも上昇した。一方、日本電解やベイシスなど直近に上場した銘柄の一角は売りが優勢となった。
日足チャートでは連続の陽線で25日線に接近する底堅い値動きが継続している。そのほか、決算発表銘柄が注目され時価総額上位の流動性が低下し、相場の上値を抑えたもようだ。
札証アンビシャスに上場するRIZAPは21年4~6月期の黒字転換を好感し、大幅高となった。
売買代金は概算で1403.06億円。騰落数は、値上がり247銘柄、値下がり122銘柄、変わらず6銘柄となった。
個別では、グローバルウェイ、バーチャレクス・ホールディングス、アルー、ブティックスがストップ高。Welbyは一時ストップ高と値を飛ばした。ランディックス、JMDC、ヘリオス、フォースタートアップスなど5銘柄は年初来高値を更新。スペースマーケット、シンメンテホールディングス、マクアケ、交換できるくん、Enjinが買われた。
一方、ベイシスが一時ストップ安と急落した。クリーマ、ブレインズテクノロジー、BASE、弁護士ドットコム、神戸天然物化学など9銘柄は年初来安値を更新。プラッツ、テックポイント・インク、ヒューマンクリエイションホールディングス、セレンディップ・ホールディングス、全研本社が売られた。
