東証マザーズ指数は3日ぶりに反落した。終値は前日比7.01ポイント安い1228.14だった。
前日の米ハイテク株安を受け、国内新興市場でもIT(情報技術)銘柄に売りが膨らんだ。
メルカリやウェルスナビ、弁護士COM、Kaizen Platformなどに売られマザーズ指数は軟調な推移となった。半面、ロゼッタやAIins、アンジェスが上昇した。
市場では「新型コロナウイルス感染拡大で再び国内経済の回復が見通しにくいことも指数の重荷になっている」との声もあった。
値上がり銘柄数は130、値下がり銘柄数は212となった。
東証マザーズ市場にきょう新規上場したサイバトラスは買い注文が集まり買い気配のまま終え、売買が成立しなかった。気配値を公募・売り出し価格(公開価格、1660円)の2.3倍にあたる3820円に切り上げた。
個別では、ロコンドがストップ安。シリコンスタジオ、アイリッジ、ソーシャルワイヤー、クリーマ、リックソフトなど11銘柄は年初来安値を更新。トゥエンティーフォーセブン、グッドパッチ、ティアンドエス、BuySell Technologies、Kaizen Platformが売られた。
一方、ウォンテッドリー、関通がストップ高。ハイアス・アンド・カンパニーは一時ストップ高と値を飛ばした。メディカルネット、セルソース、オキサイド、テラプローブ、アイリックコーポレーションなど8銘柄は年初来高値を更新。くふうカンパニー、フルッタフルッタ、ロゼッタ、グローバルウェイ、クリーマが買われた。
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