東証マザーズ指数は前日比3.65ポイント安の917.78ポイントと3日ぶり反落している。
外部環境の先行き不透明感を背景とした米株安などを受け、買い戻しの動きが一服している。連休明けの米国市場では米中摩擦の長期化懸念からNYダウが230ドル超下落し、為替市場も1ドル=109円台前半へと円高に振れており、投資家心理に悪影響を及ぼしている。マザーズ市場も買い戻しの動きは一服し、一転して利益確定目的の売りが出ている。
ただ、個人の投資資金は東証1部の主力株を避け、外部環境の影響を受けにくく値動きの軽い中小型株にシフトしている。当面はこの流れが継続すると考えられ、マザーズ銘柄に押し目買いが入ればマザーズ市場にとっても下支えとなるだろう。
値上がり銘柄数は85、値下がり銘柄数は181となった。
個別では、フィット、農業総合研究所、シェアリングテクノロジー、アイ・ピー・エス、ジーンテクノサイエンスなど7銘柄が年初来安値を更新。フレアス、レアジョブ、ビープラッツ、アライドアーキテクツ、ロコンドが売られた。
一方、ティーケーピー、FFRI、ラクス、HEROZ、イーソルなど9銘柄が年初来高値を更新。イーエムネットジャパン、ユーザベース、キャリア、メドピア、プレシジョン・システム・サイエンスが買われた。
