東証マザーズ指数は反落し、前引けは前日比22.75ポイント(2.27%)安い978.12だった。一時は968.63まで下落し、取引時間中としては2020年8月以来およそ1年4カ月ぶりの安値を付けた。
前日の米株式市場でハイテク株が下落した流れを受け、国内の成長株にも売りが広がった。
前日も日経平均と比べると伸び悩みが鮮明で、本日再び取引時間中の年初来安値を更新してきた。売買代金トップのサイエンスアーツは好需給を背景に物色人気が続くが、相対的に時価総額の大きい銘柄の軟調ぶりを見ると、損失拡大に苦しむ個人投資家がなお少なくないと考えざるを得ない。来週のIPOラッシュに備えるための換金売りも出ているのだろう。
主力のメルカリやフリーが売られた。オンライン医療のメドレーも下げた。一方、サイエンスAは値動きの良さに着目した買いが優勢となった。マザーズ市場全体の売買代金は1228億円。値上がり銘柄数は82、値下がり銘柄数は300となった。
個別では、ジーエヌアイグループ、イオレ、ジェイフロンティア、ディジタルメディアプロフェッショナル、モルフォなど70銘柄が年初来安値を更新。ステムリム、セルソース、サーキュレーション、Macbee Planet、Appier Groupが売られた。
一方、リアルワールド、コンヴァノ、和心が一時ストップ高と値を飛ばした。バーチャレクス・ホールディングスは年初来高値を更新。サイエンスアーツ、サンバイオ、アクシージア、プレミアアンチエイジング、アールプランナーが買われた。
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