マザーズ指数は3日ぶり反落、投資家心理が悪化

東証マザーズ指数は3日ぶりに反落した。終値は前日比37.21ポイント(3.72%)安い963.66と、2020年7月31日(958.23)以来、約1年5カ月ぶりの安値を付けた。
前日の米ハイテク株安を背景に東証1部の主力銘柄が軟調に推移し、投資家心理が悪化。新興企業株にも売りが波及した。来週の新規株式公開(IPO)ラッシュを前に換金売りも出やすかった。
マザーズ指数は午後に下げ幅を拡大し、一時は961.15まで下げた。マザーズ市場全体の売買代金は2174億円。主力のメルカリやビジョナル、フリーが下げた。一方、サイエンスAは値動きの良さに着目した買いが入った。好業績の期待が高いPアンチエイも高い。14日に付けた年初来安値を更新した。幅広い銘柄に売りが出ており、厳しい状況が続いている。外国人投資家の売りが出ているようだ。
値上がり銘柄数は59、値下がり銘柄数は329となった。
 
個別では、フレクトがストップ安。ケアネット、ジーエヌアイグループ、イオレ、ASJ、ジェイフロンティアなど84銘柄は年初来安値を更新。ステムリム、サーキュレーション、リボミック、セルソース、Macbee Planetは値下がり率上位に売られた。
 
一方、リアルワールドがストップ高。コンヴァノ、和心は一時ストップ高と値を飛ばした。バーチャレクス・ホールディングスは年初来高値を更新。アクシージア、ビーブレイクシステムズ、Branding Engineer、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ、ボードルアが買われた。

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