マザーズ指数は3日ぶり反落、成長株銘柄の一角が売られた。

東証マザーズ指数は3営業日ぶりに反落した。終値は前週末比27.13ポイント安い1103.93だった。取引時間中の安値は1098.23と、8月27日以来、約1カ月ぶりに1100を割る場面もあった。中国の不動産大手・恒大集団の経営危機や米長期金利上昇への警戒から東京株式市場が大幅安商状となり、国内の新興市場でも成長株とされる銘柄の一角が売られた。医薬品株の下落も目立った。
メルカリやJMDC、アンジェスが下落した。半面、セーフィーやプロカンなど直近新規株式公開(IPO)銘柄は買われた。アドベンチャーも上昇した。
 
市場では「引き続きアフターコロナを意識した物色が優勢だった。マザーズ市場では新型コロナウイルス禍で成長してきた銘柄が多く、買いが遠のいた」との指摘があった。
緊急事態宣言が解除され、経済再開に関連した銘柄に投資資金が集まる中で、「成長性が高いマザーズ銘柄には手じまい売りが多くなっている」という。
値上がり銘柄数は63、値下がり銘柄数は324となった。
 
個別では総医研ホールディングス、ファンデリー、パルマ、LeTech、農業総合研究所など34銘柄が年初来安値を更新。ハイアス・アンド・カンパニー、アスタリスク、ジィ・シィ企画、デジタリフト、イーエムネットジャパンが売られた。
 
一方、サンワカンパニー、セーフィー、くふうカンパニー、アドベンチャー、シンメンテホールディングスなど7銘柄が年初来高値を更新。Amazia、ティーケーピー、GMOフィナンシャルゲート、ベストワンドットコム、Sun Asteriskが買われた。

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