マザーズ指数は3日ぶり反落、リスク回避の流れ

東証マザーズ指数は前日比26.32ポイント安の716.81ポイントと3日ぶり反落。
前日の米国株の大幅反落や円高進行を背景にリスク回避の流れが波及している。
円相場では、NY市場としては約半年ぶりに1ドル=105円台へと円高が進行するなどリスク選好ムードが大きく後退している。
時価総額上位銘柄のそーせいやジーエヌアイ、メルカリなどが下落した。
 
新型肺炎の感染者拡大による世界景気の減速懸念が拭えないなか、市場では「新型肺炎に収束の兆しが見えてないだけに、2020年1-3月期だけでなく、4-6月期まで景気、企業業績が低迷する可能性もある」との声が聞かれ、不安心理が増幅している。
値上がり銘柄数8に対し、値下がり銘柄数が303と、全面安商状となった。
 
きょう東証マザーズ市場に上場したきずなHDは公募・売り出し価格(公開価格、2320円)を4.3%下回る2220円で初値を付けた。前引け時点では2303円と初値を3.7%上回った。
 
個別では、エムビーエス、総医研ホールディングス、アスカネット、ジェイグループホールディングス、バルニバービなど39銘柄が昨年来安値を更新。Kids Smile Holdings、霞ヶ関キャピタル、Jストリーム、モブキャストホールディングス、クックビズが売られた。
 
一方、サーバーワークスが昨年来高値を更新。AI CROSS、オイシックス・ラ・大地、Chatwork、WDBココ、グッドスピードが買われた。

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