マザーズ指数は続落、IT関連銘柄に売り

東証マザーズ指数は前日比12.17ポイント安の1042.35ポイントと続落した。
前日の米株式市場でハイテク株安の流れを受け、マザーズ市場でもIT(情報技術)関連銘柄に売りが目立った。
売買代金トップのサイエンスアーツが大幅に7日続伸しているのには舌を巻かざるを得ないが、時価総額トップのメルカリなどは上値の重さが鮮明になってきた。
フリー、ウェルスナビが売られた。一方、2022年7月期見通しを上方修正したビジョナルは値幅制限の上限(ストップ高水準)で買い気配が続いた。フロンテオやリボミックも高い。
 
米CPI発表など来週にかけて重要イベントが相次ぐうえ、足元でブックビルディング(需要申告)の期限を迎える12月後半のIPO(新規株式公開)が多いため、換金売りが出やすいところではあるだろう。マザーズ指数は値ごろ感も意識される水準だが、本格的な持ち直しには時間を要するとみておきたい。
値上がり銘柄数は93、値下がり銘柄数は289となった。
 
きょうマザーズ市場に上場したフレクトは買い注文が膨らみ、午前は取引が成立しなかった。前引け時点の気配値は4365円と、公開価格(2550円)を71.2%上回った。
 
個別ではユーザベース、UUUM、SKIYAKI、勤次郎、フィーチャなど18銘柄が年初来安値を更新。CINC、アスタリスク、ジェイフロンティア、アプリックス、ラストワンマイルが売られた。
 
一方、リアルワールドがストップ高。サイエンスアーツ、リボミックは年初来高値を更新。Birdman、FRONTEO、サマンサタバサジャパンリミテッド、日本アセットマーケティング、サイバー・バズが買われた。

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