東証マザーズ指数は続落した。終値は前日比47.59ポイント安い1128.90と9月14日以来、約3カ月ぶりの安値だった。
時価総額上位の銘柄から直近IPO銘柄に物色の矛先が向かう動きが加速したことが重しとなり、マザーズ市場も下げ幅を拡大し終日軟調な展開で推移となった。ウェルスナビやバルミューダなどの直近に新規株式公開(IPO)した銘柄がマザーズ市場の売買代金ランキングで上位を占めた。BASEやメドレー、ラクスが下落した。半面、そーせいやエヌピーシー、フルッタが上昇した。
市場では「年末ムードもあり持ち高を現金化する動きが個人投資家の間で広がっているようだ」との声が聞かれた。
値上がり銘柄数は18、値下がり銘柄数は317となった。
22日に東証マザーズ市場に新規上場したヤプリは初値(5240円)を大きく下回って取引を終えた。終値は初値比740円(14.1%)安の4500円だった。
22日に東証マザーズ市場に新規上場したウェルスナビは初値(1725円)を大きく上回って取引を終えた。終値は初値比212円(12.3%)高の1937円だった。
22日に東証マザーズ市場に新規上場したカイゼンは初値(1170円)を大きく上回って取引を終えた。終値は初値比100円(8.5%)高の1270円だった。
21日に東証マザーズ市場に新規上場したいつもは初値(3610円)を大きく下回って取引を終えた。終値は初値比490円(13.6%)安の3120円だった。
個別ではASJ、モブキャストホールディングス、アドバンスト・メディア、エルテス、UUUMなど24銘柄が年初来安値を更新。スタメン、イトクロ、セルソース、バルミューダ、バリュエンスホールディングスが売られた。
一方、フルッタフルッタがストップ高。ココペリ、レントラックスは年初来高値を更新。タスキ、リグア、そーせいグループ、Macbee Planet、アクアラインが買われた。
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