マザーズ指数は続落、直近IPO銘柄の一角は下げがきつい

東証マザーズ指数は続落した。前引けは前営業日比11.89ポイント(1.20%)安い976.05だった。
局所的に賑わっている銘柄も限られ、昨年12月に上場したばかりの直近IPO銘柄の一角は下げがきつい。こうしたマザーズの動向も「主力大型株先行」という見方を裏付けるものだろう。
このように、日経平均や主力大型株を見ると好調な出足という印象が強いが、マザーズを中心とした中小型株まで見渡すとまちまちといったところか。年末にかけて取引を手控えていた機関投資家の買いが入っている可能性がある一方、個人投資家は中小型株から主力大型株への物色シフトにとどまっている感がある。
市場では「東証1部の主力株に資金が向かうなか、相対的に高PER(株価収益率)銘柄には売りが出やすくマザーズ指数の重荷となった」の指摘があった。メルカリやビジョナル、セーフィーが下落した。一方、日本電解やBASEが上昇した。
値上がり銘柄数は159、値下がり銘柄数は244となった。
 
個別ではジェイフロンティア、網屋、ニフティライフスタイル、セキュア、Institution for a Global Societyなど20銘柄が昨年来安値を更新。リボミック、リニューアブル・ジャパン、Green Earth Institute、HYUGA PRIMARY CARE、識学が売られた。
 
一方、JMC、メイホーホールディングスがストップ高。ステラファーマは一時ストップ高と値を飛ばした。アジアクエスト、日本電解、リファインバースグループ、エフ・コード、タカヨシなど6銘柄は昨年来高値を更新。大泉製作所、Birdman、ラストワンマイル、アスタリスク、コラボスが買われた。
 

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