東証マザーズ指数は前週末比0.25ポイント安の1161.87ポイントと続落。
年末相場で活発な売買は控えられた。国内外で新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかかっておらず相場の重荷となった。幅広い銘柄に売りが出てマザーズ、ジャスダックともに値下がりする銘柄が多かった。10月以降、海外投資家の売りで株価の調整が続くなか、損を抱えた国内の個人投資家が買い持ち高を減らす動きが出ているとの声が聞かれた。アンジェスやそーせいなどの医薬品株の下落が目立った。
一方、JTOWERが活況で、ミンカブ、BASE、ビザスクなども上昇。直近IPO銘柄への物色も活発だった。
市場関係者は「この日は東証1部の主力株に買いが集中した。小型株は投げ売りが散見され、重力に押されるように株価が下落した」と指摘していた。
値上がり銘柄数は94、値下がり銘柄数は240となった。
東証マザーズ市場にきょう新規上場したクリングルは10時34分に公開価格を48%上回る1480円で初値を付けた。終値は初値を277円(18.7%)下回る1203円だった。
個別では、夢展望、アドバンスト・メディア、エルテス、UUUM、日通システムなど24銘柄が年初来安値を更新。ファンペップ、ピースリー、サイジニア、Kaizen Platform、インバウンドテックが売られた。
一方、ココペリ、ヤプリ、ENECHANGE、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、いつもがストップ高。クリングルファーマは一時ストップ高と値を飛ばした。トランスジェニック、ミンカブ・ジ・インフォノイド、JTOWER、アライドアーキテクツなど7銘柄は年初来高値を更新。ヘッドウォータース、JIG-SAW、ビザスク、プレイド、G-FACTORYが買われた。
目次
