東証マザーズ指数は前日比28.65ポイント安の900.11ポイントと大幅続落。
前日のNYダウが3週間ぶりの安値をつけた流れから、為替相場も円高方向に振れるなか、外部環境の悪化を受けてマザーズ市場にも朝方から売りが先行した。また、米雇用統計を控えた週末ということもあり、個人投資家による積極的な押し目買いの動きも限られた。大引けにかけては日経平均の下げ渋りを背景にマザーズ指数もやや値を戻した。
市場関係者は「損失覚悟での処分売りや、週末を控えて持ち高を手仕舞う動きが目立った」と指摘していた。一方、オンコリスなどバイオ関連株の一角には、短期的な値上がり益を狙った投資家の資金が集まった。
売買代金は概算で1278.94億円。騰落数は、値上がり29銘柄、値下がり245銘柄、変わらず1銘柄となった。
個別では、FRONTEO、タイセイ、アクセルマーク、アクアライン、CRGホールディングスなど7銘柄が昨年来安値を更新。クックビズ、Fringe81、トランザス、アジャイルメディア・ネットワーク、インターネットインフィニティーが売られた。
一方、ゴールドマンサックス証券による新規買い推奨の評価を付与したことが伝わったEduLab、オンコリスバイオファーマがストップ高。ライトアップ、霞ヶ関キャピタル、新株予約権の大量行使で希薄化懸念が後退した窪田製薬ホールディングス、イード、レアジョブが買われた。
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