東証マザーズ指数は前日比20.39ポイント安の1182.65ポイントと続落。
前場中ごろにかけて売りに押される展開となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受けて金融緩和の早期縮小観測が強まり、米長期金利は急伸。株価バリュエーションの高いグロース(成長)株にとって逆風になるとの見方から、マザーズ市場でも売りが先行した。ただ、マザーズ指数が1180ポイント近辺に位置する75日移動平均線を下回った場面では押し目買いも入ったようで、その後やや下げ渋る格好となった。
「米国株に連れ安した東証1部を避けて、中小型銘柄に個人の短期トレード資金が向かった」とみられる。
売買代金は概算で1397.03億円。騰落数は、値上がり110銘柄、値下がり230銘柄、変わらず16銘柄となった。
個別では、タスキ、すららネット、ビートレンド、リックソフト、HENNGEなど9銘柄が年初来安値を更新。アライドアーキテクツ、キャリア、JTOWER、Appier Group、JIG-SAWが売られた。
一方、メディネットがストップ高。FRONTEO、ユナイテッド、オンコリスバイオファーマ、Delta-Fly Pharma、フリークアウト・ホールディングスなど8銘柄は年初来高値を更新。ジーンテクノサイエンス、関通、大泉製作所、ブロードマインド、ベルトラが買われた。
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