東証マザーズ指数は前日比30.69ポイント安の1127.36ポイントと続落した。
東京株式市場全般が軟調な推移となる中で、新興市場にも売りが先行した。バリュエーションの高い新興企業株は特に金利上昇の悪影響を受けやすく、マザーズ指数の下落率が大きくなった。午前は3%超下げる場面もあった。前日の米ハイテク株安の流れを受け、国内の新興市場でもIT(情報技術)株に売りが膨らんだ。時価総額上位の銘柄は全面安となった。
メルカリやPアンチエイ、フロンテオが下落した。半面、国内証券が新たにカバレッジを開始したサーキュが買われた。GMO-FGや日本電解も上昇した。
売買代金は概算で1447.46億円。騰落数は、値上がり88銘柄、値下がり287銘柄、変わらず9銘柄となった。
本日はマザーズ市場に4社が新規上場し、物色の矛先は指数組み入れ前のこれらIPO(新規株式公開)銘柄に向いたようだ。
マザーズ市場にきょう新規上場したリベロは初値(1940円)を下回る1572円で終えた。
同日マザーズに上場したデジタリフトは初値(2110円)を上回る2207円で終えた。
同日マザーズに上場したジィ・シィは初値(2560円)を上回る3060円で終えた。
同日マザーズに上場したロボペイは13時18分に公開価格(1860円)の2倍にあたる3725円で初値を付けた。終値は初値を下回る3380円だった。
個別ではジェネレーションパス、バリューデザイン、シイエヌエス、ジーネクスト、コアコンセプト・テクノロジーなど11銘柄が年初来安値を更新。ハイアス・アンド・カンパニー、Birdman、グローバルウェイ、ビジョナル、ステムセル研究所が売られた。
一方、ジィ・シィ企画がストップ高。GMOフィナンシャルゲート、スペースマーケット、ビザスク、コンヴァノ、日本リビング保証など6銘柄は年初来高値を更新。サーキュレーション、ブレインズテクノロジー、ベストワンドットコム、Enjin、メディア総研が買われた。
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