マザーズ指数は続落、利益確定の売り

東証マザーズ指数は続落した。前引けは前日比8.45ポイント安い1162.62だった。
IPO(新規株式公開)ラッシュがスタートし、新規上場銘柄が賑わいを見せる一方で、既存のマザーズ上場銘柄には物色が向きにくかったようだ。利益確定の売り圧力も表面化している。
違法コンテンツへの対応を義務化すると日本経済新聞が報じている。この流れが日本にも波及する可能性があり、弁護士ドットコムやFFRIなど、法務関連銘柄やセキュリティ関連銘柄が相場を下支えしている。また、スタメンなど直近に新規株式公開(IPO)をした銘柄には買いが入った。
一方で、決算発表のあった医薬品銘柄を中心に売りが目立った。再生細胞薬の国内製造販売の承認申請が遅延すると発表したサンバイオが1銘柄で約4ポイント指数を押し下げたほか、通期予想が赤字に転落すると発表したモダリスが失望感から売られた。アンジェスやホープ、そーせいが下落した。
値上がり銘柄数は120、値下がり銘柄数は201となった。
 
 
16日に東証マザーズ市場に新規上場したFFJは10時6分、3000円で初値を付けた。公開価格(2250円)を33%上回った。その後は初値を1.5%上回る3045円で午前の取引を終えた。
 
同日、東証マザーズ市場に新規上場したバルミューダは10時49分、3150円で初値を付けた。公開価格(1930円)を63.2%上回った。その後も買い注文が膨らみ、初値を15.2%上回る3630円で買い気配のまま午前の取引を終えた。
 
 
個別ではフィーチャが年初来安値を更新。ソレイジア・ファーマ、ジェネレーションパス、Mマート、ホットリンク、チームスピリットが売られた。
 
一方、アディッシュがストップ高。プレミアアンチエイジングは年初来高値を更新。コマースOneホールディングス、さくらさくプラス、バンク・オブ・イノベーション、GMOフィナンシャルゲート、アイキューブドシステムズが買われた。

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