東証マザーズ指数は、手掛かり材料に乏しく動意薄の展開が続く中、続落した。前日比4.27ポイント安の911.77ポイントだった。
朝方のマザーズ市場も軟調スタートとなった。その後も、先週末の米雇用統計の結果を受けて円安・ドル高方向に傾いていた為替相場にて、円安一服が確認されると、後場にかけてマザーズ指数は一段安をつける場面もあった。JIGSAWやアンジェス、サンバイオが下落した。
市場関係者は、これといった材料がなかったが、個人投資家による値動き先行の売買が続いている。「信用取引における評価損率が改善して、投資余力が出てきた個人投資家が利ざや獲得狙いの短期売買を繰り返している」という。
売買代金は概算で852.11億円。騰落数は、値上がり110銘柄、値下がり171銘柄、変わらず7銘柄となった。
個別では、インフォネット、リビン・テクノロジーズ、フリークアウト・ホールディングス、エードットが年初来安値を更新した。シェアリングテクノロジー、JIG-SAW、ロックオン、グランディーズ、AMBITIONが売られた。
一方、アクセルマークがストップ高となり、フェニックスバイオは一時ストップ高となった。ユニフォームネクスト、データホライゾン、ソフトマックス、エンバイオ・ホールディングス、大泉製作所など7銘柄は年初来高値を更新した。ディー・ディー・エス、シャノン、Amazia、パルマ、アジャイルメディア・ネットワークが買われた。
