マザーズ指数は続落、ハイテク系の銘柄に売り

東証マザーズ指数は前日比2.00ポイント安の1158.70ポイントと続落。
15日の米ハイテク株安の流れを受け、前場は東証1部と連動して安く推移し、ハイテク系の銘柄に売りが出た。後場に入って復調した。目立った取引材料がなく、「最近上場した銘柄がもてはやされた程度」という。
「フリーやBASEなど主力銘柄が決算発表を控えてさえない展開が続いており、値動きの軽いIPOへ物色が向かった」との指摘があった。もっとも、きずなHDやビザスクなど決算を発表した銘柄には買いも入り、後場に入り指数は上昇に転じる場面もあった。
ベイシスやアンジェスが上昇した。ロゼッタ、Pアンチエイが下落した。
値上がり銘柄数は188、値下がり銘柄数は157となった。
 
マザーズ市場にきょう新規上場したラキールは11時26分に公開価格(1400円)を1080円(77.1%)上回る2480円で初値を付けた。後場に制限値幅の上限(ストップ高水準)にあたる初値比500円(20.2%)高の2980円まで上昇し、終値は同水準の買い気配のまま終えた。
 
個別ではベガコーポレーション、FFRIセキュリティ、エコモット、ヘッドウォータース、アララなど24銘柄が年初来安値を更新。ロゼッタ、オンデック、ASJ、オキサイド、ウォンテッドリーが売られた。
 
一方、ツクルバ、ベイシス、ラキール、きずなホールディングスがストップ高。リアルワールドは一時ストップ高と値を飛ばした。サンワカンパニー、プレミアアンチエイジング、シンメンテホールディングス、ステムセル研究所、Branding Engineerなど10銘柄は年初来高値を更新。ビザスク、アイ・パートナーズフィナンシャル、交換できるくん、グッドスピード、関通が買われた。

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